徒弟制度はなぜ崩壊したのだろう?
昔は落語家や小説家に関わらず、さまざまな職人世界で徒弟制度というものがあった。
いまもあるのかもしれないが、あまり弟子入りという方法は一般的ではなくなった。
ネットやメディアが発達していなかった昔は、やはり師匠の元にいかなければ情報そのものが得られなかったのだろう。
師匠の元に集まる人の数も限られるから、自ずとプロになれる確率はぐんと上がることになる。
今は、誰でも、大量の情報にアクセスできる時代だ。
音楽は誰でも作れるし、スマホ1つで映画まで作れてしまう。
小説なんて小学生でも書けるし、誰でも発表できる場所もある。
師匠の元へ行かずとも、ある程度のものは作れてしまうのだ。
逆に、師匠の元へ行ったからといって成功するわけでもなくなってしまった。
一方で賑わうのはスクールだ。
ストリートダンスやロック音楽を学びに高い授業料を払って学校へ行くという、古い人間からすると首をかしげるような風習がすっかり定着してしまった。
でも、さらに昔の人間からすると、文学を学ぶために大学へ行くなんて馬鹿らしい、という感覚だったのかもしれない。
現在、文系の学部をなくそうという動きが強まっているが、そもそも必要ではなかったのかもしれない。
そんなことは、若者も肌感覚で分かっている。
では、みんなは、何を求めて、学校に行くのだろう?
それは、仲間だ。
ライバルだ。
藤子不二雄、石ノ森章太郎、赤塚不二夫が集まっていた有名なトキワ荘や、芸術家が集まっていたパリのサロンに代表されるように、同じ目標を目指す者同士がお互い高め合っていける環境は貴重なのだ。
今は、情報はほとんどタダになってしまったので、金を払うべき対象は「環境や体験」になっている。
起業家がシリコンバレーに集まるのも、情報や資金面だけでなく、同じような感覚があるのだろう。
起業は楽しい。(僕は苦しかったが)
仲間がいればもっと楽しい。(僕は一人だったが)
副業が推奨される時代でもあるのだから、今ほど商売を始めるのに適した時代はないと思う。
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