有名投資家のジム・ロジャースが、今後日本で伸びる産業は下記の3つだと語ったらしい。
1、観光
2、農業
3、教育
観光は、誰もが日常生活でも感じている通りだ。
この10年で訪日外国人観光客は4倍に増え、2018年は3000万人が訪れたらしい。
オリンピックで注目されることを考えると、まだ伸びしろはありそうだ。
観光地で適切な商品を販売することは、輸出業でゼロからがんばるよりも、はるかに効率の良いビジネスができるだろう。
海外旅行ができる観光客は、お金を持っているからだ。
すでに人が集まっているので、集客に苦労することもない。
しかもラクに稼げてしまうので、本気でビジネスを工夫している店も少ないのだ。
英語がたどたどしくたって、ここは日本なのだから、大きな問題もない。
農業については、僕はかつて本気で取り組もうとして、いろいろ学び、畑もやってみたことがある。
専業の農家の話を聞いてみると、天候不順や害虫に悩まされて、かなり大変そうだ。
なのでほとんどの農家が年金暮らしのお年寄りになっている。
成功している農家は、カフェや観光農園、自社商品を販売して、生計を立てている。
でも、まわりが誰もしていないから、これまで成功してきたが、みんながやり始めると、それも難しくなっていくだろう。
ジム・ロジャースは農地は安いから、今のうちに買って外国人労働者に働いてもらえ、と言うが、日本の法律はおかしなことになっていて、農家でなければ、農地を買うことができない。
農地がなければ、農業はできないのに。
だから最初は、皆、田舎に行ってタダ同然で農地を借り、勉強するのだ。
そしてあまりのリスクの高さと大変さを思い知って、会社員へと戻っていく。
それでも、僕は農業に取り組む計画を捨てていないが、台風でもびくともしないガラスハウスでオランダ式のハイテク農業を目指すか、6次産業+農業+αで稼ぐしかないと思っている。
そこで最初の3つの産業だ。
この3つをくっつけたらどんな事業になるのだろう?
外国人観光客に日本の自然農を体験してもらい、日本の昔ながらの自然観や精神性を学んでもらう。
ということになる。
旅行慣れした観光客は、金閣寺が作られた歴史的経緯ではなく、金閣寺を作った精神性に触れたいのだ。
その精神性は言葉では伝えることができない。
金閣寺を作った足利義満が座禅に熱心であったように、何らかの宗教体験に近いものになるはずだ。
映画や音楽がタダ同然になり、作品の価値は暴落する一方、音楽フェスは超満員だ。
仮想体験ではなく、人は今、実体験にお金を払うようになっている。
作り込まれた空間と、そこでしか食べることのできない固有種野菜の食事、そこでしか見ることのできない映像作品や音楽などがセットになった芸術体験を提供できれば、客単価は自然と上昇し、何らかの新しい名称を与えられたエンターテイメントとして成り立つのではないだろうか。
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