大塚家具はどうしたら再生できるのか? 行き詰まった時にアイデアを出す方法

2018.03.23  ビジネスアイデア

大塚家具

大塚家具の株価が安値を更新している。
大塚久美子社長と創業者の父との騒動で注目を浴びたが、打ち出す策の不発が続き、もう後がない状態だ。
まだここからなら、社長交代によって再帰できるぎりぎりの段階かもしれないが、おそらくどこかに買収されることになるはずだ。

社長だけが知る難しい苦悩があるのかもしれないが、ここまで方向性を誤ってしまう会社も珍しい。潤沢にあった100億以上の現金はあっという間になくなっているという。

イケアやニトリの躍進で売上が減少したことは理解できる。
でも、どうしてその後を追うと決めたのか?

ブランドイメージの確立だけでも時間がかかるのに、
一度確立してしまったブランドイメージを変えるためには、少なくとも社名や店名を変えなければ非常に難しい。

大塚家具の店舗に実際に行ってみれば分かるが、昔のように受付をする必要もないし、スタッフもしつこく営業してくるわけではない。
家具自体の品揃えは良い。しかしIDCオリジナルブランドの商品もあるにはあるが、ほとんどは他社メーカーの商品を揃える、たんなるセレクトショップだ。

僕も大塚家具へ行って座り心地を確かめた椅子をメーカー直販サイトで注文したことがあるが、家電量販店と何の変わりもない。
家具や家電に限らず、遅かれ早かれ衰退するのが必衰のビジネスモデルだ。

イケアやニトリがともに成長できるほどの大きな需要がそこにあったとしても、それらは大塚家具とは根本的に異なる。イケアやニトリは安いから売れるのではなく、無印良品やユニクロのようにオリジナル商品を販売しているから皆が買う。
ファンドが用意した小難しいデータを見るまでもなく、主婦に聞いてみたら分かる程度の話だ。

どこでも入手できる商品を実店舗で販売することほど絶望的な商売はない。

どんな商品であっても、その店で買う理由がなければ商売は成り立たない時代だ。

大塚家具は長いこと家具を扱っているのだから、家具に関してはイケアやニトリよりも品質に対して厳しい目を持つ優秀なスタッフがそれなりにいたはずだ。

販売店独自の10年保証や、リペア、テーブルや椅子の長さの調整、新築住宅への出張採寸・・・
独自店舗があるからこそ、できるサービスはいくらでも思いつく。

そしてメーカーが対応できない対面サービスを率先して行うことで、
メーカーから大塚家具限定色・限定素材の商品を提供してもらうこともできるはずだ。
今は、趣味が多様化しているので、テーブルの脚の色がほんの少し違う、ソファで選べる革素材が大塚家具だけダントツに多い、など、それだけでも、充分に買うに値する理由となるのだ。

もう後がない時になると、人はアイデアを思いつくことが本当に難しくなる。
余裕がなくなって視野が狭くなってしまうのだ。

自社の強みがよくわからなくなっている時、
一つだけ確実にコマを前へ進める方法は、どんな小さなことでも良いので、ライバル社ができないことを実践することだ

たとえば大塚家具にあって安売り店にないもの。
それは、皮肉なことだが、空間に余裕のある広い店舗と少ない客数だ。
そんな悲惨な現状すら、繁盛店にはない重要な要素となる。
この店内に名作家具で構成されたカフェを併設すれば、一度は行って体験したいと多くの人が思ってくれるだろう。
セール品を奪い合うような殺伐としたイケアのフードコートを一目見れば分かるが、客数が多い=単価が安い店ではとても実現できない方法だ。

それに家具というものは、一度触ってみると、けっこう欲しくなってしまうものなのだ。
本物の名作家具には実物でしか味わえない魅力がある。
一脚数十万のラウンジチェアで珈琲を楽しむ姿はインスタ映えもするので宣伝にもなるだろう。

このまま音もなく沈んでいくのだったら、そんな夢のようなカフェをぜひつくって欲しい。
そしてそんな夢を抱けるような経営をして欲しいと思う。


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