読んだ本の感想。
目先の利益を最大化しようとする短絡的な思考のことを「PL脳」と呼び、日本からAmazonが生まれない一つの理由としている。
一方「ファイナンス思考」は未来の利益を最大化する長期的な戦略のことだ。
正直、会計は苦手なので、著者が言いたかったことの半分も理解できていないとは思うが、納得できることは多かった。
ビジネスだけでなく、学術・研究分野においても、きっと同じ事が起きているのだろう、と思ったからだ。
明確な利益が望めない研究には予算がつかず、過去の遺産で食いつないでいる現在の状況が一段落すると、日本の技術力は急降下すると言われている。
ノーベル賞学者がたびたび警鐘を鳴らしているように、基礎研究の現場は絶望的なようだ。
iPS細胞の山中教授でさえ、予算の確保に走り回っている現状は、日本自らが衰退を望んでいると考えなければ、合理的に説明するのも難しい。
米中が覇権を争っている「5G」でも、日本は主導的な役割はない。その先はもっと暗い。
失われた30年の間も、日本がなんとかやってこれていると思い込んでいるが、親の遺産で食いつないでいるニートと同じだ。
実際には、なんとかやっていけているわけではなく、突然終わりが来る。
僕の場合、比較するのも恥ずかしいくらいの小さな規模の話だが、
今思えば、事業を諦める寸前で、考えを切り替えた先は、このファイナンス思考的なものだったのだと思う。
もちろんお金はない。
何に投資をしたのかといえば、経験だ。
詳しくは本に書いたけど、それによって僕は生き延びることが出来たのだと思う。
別に投資は金銭的投資ばかりではない。
日々の全ての判断が、すべて自分のリソースを何に振り分けるかを決断している。
ぼうっとゲームをしているつもりでも、それは自分の時間をゲームに投資しているわけだ。
いつか、それが商売に役立つ時が来るかもしれない。
本当に、未来は分からない。
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